頼りすぎ、飲み過ぎには要注意!健康維持のための上手なサプリメントとの付き合い方

財政を圧迫している原因のひとつだといわれている医療費の問題。この問題を少しでも緩和していくことが重要であると考えた政府は「特定保健用食品」というカテゴリーを設けたともいわれているほど、かなり深刻なようです。

さらに各自治体においても医療費を削減すべく、成長因子である「葉酸」を食パンなどの食品に添加し、高齢者の健康をサポートする取り組みを行い、医療費を大幅削減したという成功事例もあります。

このような状態で、今後、日本でも医療費が高くなるかもしれないというウワサも出ていますから、病気にならないこと、健康であることがさらに重要になってくると思われます。そこで活用したいのがサプリメントです。

これまで日本では健康保険制度があるため、栄養を補助するという要素で摂取していた方がほとんどかと思います。しかしサプリメント大国であるアメリカでは、健康保険に入っていない人がほとんど、あるいは加入していても保険料が高いため、上記の理由にプラスし「予防する」という意味でサプリメントを摂取しているようです。
そういった意味でも、今後の日本の背景も考慮しつつ今のうちからサプリメントについて、学んでおくべきなのかもしれません。

サプリメントとは?

サプリメントとは摂りにくい成分や、効率よく複数の栄養素を摂るために作られた、栄養補助食品です。
例えばネイチャーメイドの「マルチビタミン」サプリメントには、ビタミンC、E、A、D、B6、B2、B1、B12など複数のビタミンが配合されています。

アメリカでよく見かけるNow Foodsの「ミネラル」サプリメントには、カルシウム、マグネシウム、セレン、亜鉛、銅、マンガン、クロム、カリウムなどのミネラル成分が配合されています。

また形状などもさまざまで、打錠のものから粉末、グミタイプのサプリメントまで幅広く存在しています。この形状によっても溶けるスピードが違うため、複数のサプリメントを選ぶ基準のひとつとして、知っていた方が良いかもしれません。

このように複数の成分を吸収に最適なバランスでブレンドし、摂取しやすい大きさに加工した栄養補助食品を有効活用するのことが、これからの日本では必要になってくるかもしれません。

しかし、実は日本におけるサプリメントの定義は、法律では決まっていないのです。
あくまでも健康食品に分類される食品のひとつで、健康を維持するためや増進するために用いられているのもので、医薬品では無いため、その効果を保証するものではありません。

サプリメントを摂取する際に注意すべき点

サプリメントを摂取する際には、注意すべき点がいくつかあります。

原産国、全成分の表示は義務付けられている

まずは原材料や全成分、原産国などについての信頼できるデータをHPやパッケージなどにきちんと表示しているかどうかを確認しましょう。
日本では全成分、原産国の表示は義務付けられていますから、それがそもそも記載のないものは信用することができません。

サプリメントを飲むときは必ずお水で飲む

サプリメントは成分がベストバランスになるよう計算され、複数が含まれています。
例えば、お茶を淹れるとき「軟水でお茶と淹れる」のと「硬水でお茶を淹れる」のとでは味が違うと感じたことはありませんか?
これはお茶の成分と水の成分とが関係しています。
薬やサプリメントにおいても、飲み物の成分と反応し、機能亢進や機能抑制が起こる可能性があるため、水で飲むことをオススメします。

飲む容量は必ず守る

実際にサプリメントを選び、飲むときには適切な量が決められています。
必ずそれを超えないように容量を守り、お水で飲みましょう。

さらに人によっては大量のサプリメントによる、薬物性肝硬変になる危険性も考えられます。これは実際に『日本医師会』では、啓発用のポスターも作成されているほど。
だからこそ本当に必要だと思う栄養素を含むサプリメントを、容量を守って摂取するということが重要です。

溶けるスピードの違い

サプリメントの形状により、溶けるスピードが違います。

■打錠・・・約1時間
■カプセル・・・約30分
■粉、顆粒・・・素早く吸収される

頼りすぎは厳禁

サプリメントを摂取する方が、さまざまな栄養素を摂ることができるからといって、サプリメントに頼りすぎてはいけません。
あくまでもバランスの良い食生活を送りことが基本です。

少しでも不安があれば相談する

持病がある、妊娠しているなど、さまざまな理由で病院へ通っている人は薬との相互作用がありますから、かかりつけの医師に相談するか、薬剤師とが必要です。
飲み合わせによっては、常用している薬の効果を上げてしまったり、効果を下げてしまう可能性がありますので、これも大切なことです。

女性をサポートするサプリをご紹介

CYCLEDOUX(シークルドゥ)/intime organique paris(アンティームオーガニック パリ)

■1日2錠/1箱60カプセル入り/6,000円(税抜)

フランス・パリの第13大学で現在も教鞭を執る薬物博士アニック・シーザンが監修した、PMSケアのために作られたサプリメント。
フィトプロゲステロンに作用するハーブやビタミン、ミネラルがブレンドされており、生理前の疲労感や憂鬱、イライラとした気持ちを緩和してくれます。

美巣W-500/美巣

■1日5粒/150粒入り/30,000円(税抜)

糖鎖に着目したツバメの巣エキス含有サプリメント。細胞間にある情報伝達をする役割を持つ「糖鎖」を構成している糖質の成分のひとつが、N-アセチルノイラミン酸(シアル酸)です。この成分は食品から摂取しようと思っても母乳やホエイに微量に含まれているだけなので、非常に摂りづらい成分です。
糖鎖の情報伝達が行われないと、免疫や肌、脳の記憶などにも影響を及ぼすといわれていますから、美しさを保つためにはツバメの巣エキスに含まれる、この成分を摂取するのがオススメです。

重要なのはバランス

ここまでサプリメントについてお話ししてきましたが、この世の中にはサプリメントに頼った生活をしている人がいるようですが、それはNG。
決してサプリメントに頼るのではなく、できればサプリメントを必要としないくらいバランスのとれた食生活が理想的です。

ですから、自分に足りないと思う栄養素で、食事から摂りにくいものをサプリメントで補い、健康な体づくりを目指していくようにしましょう。

MYRALS 編集部

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