筋トレ?ダイエット?美肌?管理栄養士に聞く!目的別プロテインの摂取タイミング・選び方
コロナ禍の健康意識の高まりも追い風になり、プロテインブームが続いていますよね!
プロテイン=アスリートという時代ではなく、今はボディメイクやダイエット目的で取り入れる方も増えています。
ニーズに合わせて、もちろんプロテインも「腸活」や「ダイエット」の視点を取り入れたものや、より手軽にお菓子感覚でタンパク質を摂取できるもの、飲みやすいドリンクタイプのものなど、様々な商品が登場しています。
しかし、バリエーション豊富なのは嬉しいけれど、どれを選んだら良いのか分からないというお悩みもあるはず。
そこで今回は管理栄養士の牧 春菜さんに、筋トレ・ダイエット・美肌など、目的別でのプロテインのオススメ摂取タイミングと選び方を教えてもらいました!
プロテインはみんなに重要!?
「プロテイン」は、トレーニングをする人だけが摂取するものというイメージもありますが、そんなことはありません。
「プロテイン」=「タンパク質」のこと。
筋肉はもちろん、内臓や骨、血液、髪の毛、皮膚、爪など身体のあらゆるものはタンパク質からできているので、実は多くの方にとってプロテインの摂取は大切です。
管理栄養士に聞く!目的別でのプロテインのオススメ摂取タイミングと選び方
今回教えていただくのは、管理栄養士・アスリートフードマイスター・腸内フローラ検査アドバイザープロの牧 春菜(まき はるな)さん。
プロ選手やトップアスリート、ダイエット希望者への栄養サポートを行っている牧さんに、栄養素(タンパク質)の観点からプロの視点で解説してもらいました!
筋トレの習慣があって、もっと体を鍛えたい・大きくしたい方には…
牧さん:「“運動直後の摂取”が大切です。ただ運動直後だけではなく、1日トータルで必要なタンパク質の量が満たせるように“小まめに補給すること”も重要です。
食事から3時間程空いてしまって、何も補給していない状態で、運動するのは避けたいところ。
そういう時は、運動2時間前を目安に、吸収が早い「ホエイプロテイン(タンパク質+糖質を含むタイプのもの)」を食事代わりに、また1時間程度前であれば、バナナやゼリー飲料(糖質)を補給してから運動を始めるのがオススメです。」
ダイエット目的(体を絞りたい方)には…
牧さん:「運動後や間食に「ソイプロテイン」がオススメ。腹持ちがよく、間食防止になるためです。
また、牛乳を原料とするホエイなどよりも脂質を抑えることができます。」
美肌や美髪、美爪を叶えたい方には…
牧さん:「タンパク質が不足しがちな朝食時に、プロテインをプラスするのがイチオシ。
朝食時のプロテイン摂取で、肌や髪、爪の細胞が、常に新しいものに生まれ変われる材料が整います。
逆に、朝食で補給できないと、前の日の夕食に食べてから時間がかなり空くため、身体は“タンパク質不足”に。
足りない分は筋肉を分解して補充してしまい、基礎代謝も下がり、太りやすくなります。タンパク質が不足してしまうと、“キレイ”を保てません。」
あなたの探しているものがきっと見つかる!「進化系プロテイン」って?
「筋肉のため」「飲みにくい」といったこれまでの“アスリート食”のイメージを変える、「進化系プロテイン」が今、注目を集めています。
「腸活」や「ダイエット」の視点を取り入れたもの、手軽にお菓子感覚でタンパク質を摂取できるもの、飲みやすいドリンクタイプのものなど、「進化系プロテイン」をピックアップしてご紹介!
【パウダータイプ】「腸活」「ダイエット」の視点を取り入れた新商品
『AuB MAKE(オーブメイク)』
体づくりに必要なホエイとソイの2種のタンパク質を主原料に、酪酸菌やビフィズス菌などヒトに有効な29種類の菌を配合。
加えて腸内細菌のエサとなる食物繊維や13種類のビタミン、ミネラルなどの栄養素も摂取することができます。
豊富な菌とバランスの取れた栄養素の両方を体内に取り入れることで筋肉をつくる、「筋肉と腸と栄養」の関係に着目した、新しいタイプのプロテインです。
味は継続して摂取しやすい、グリーンアップルスムージー味です。
『プロテインスムージー』
BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告された「ローズヒップ由来ティリロサイド」を含む『プロテインスムージー』は、2020年11月から全国のマツモトキヨシグループ全店(一部店舗を除く)で発売されています。
食事やカロリー制限時に不足しがちな栄養素も摂取でき、健康的なダイエットをサポートするアイテムです。
また、プロテインが苦手な方でも美味しく飲みやすい、濃厚なチョコレート味になっています。
『マッスルフィット森永ミルクキャラメル味』
森永製菓のプロテインブランド「マッスルフィット」シリーズから、ロングセラーブランド「森永ミルクキャラメル」とコラボした粉末プロテイン『マッスルフィット森永ミルクキャラメル味』。
粉末のプロテインユーザーは増加している一方、味のイメージがつかないなどの理由から使用を躊躇している方がいることから(森永製菓調べ)、「森永ミルクキャラメル」の味わいをイメージした、甘さとコクにこだわった商品です。
【スナックタイプ】タンパク質を気軽に摂取できるチョコやナッツ
『明治TANPACTミルクチョコレートビスケットIN』
乳由来のたんぱく質を手軽においしく摂取できるビスケット入りミルクチョコレート『明治TANPACTミルクチョコレートビスケットIN』。
“乳たんぱく質”を手軽に、美味しく、摂りやすく、みんなのカラダづくりを応援するブランドです。
ヨーグルトやチョコレートなど、数多くのタイプの商品を発売中です。
『プロテインインポケット』
1日に不足しがちなプロテインが補えるナッツシリーズ『プロテインインポケット』は、近年健康に良いと話題の、アーモンドやカシューナッツが入った商品で、1袋あたりたんぱく質8.5gを摂取することができます。
【ドリンク】美味しいヨーグルトタイプ、カフェチェーンではプロテインスムージーも
『よつ葉 のむヨーグルト+(プラス) ミルクプロテイン』
北海道の乳業メーカー、よつ葉乳業から発売されているこちらは、北海道産乳原料でつくったヨーグルトを濃縮し、ミルクたんぱく質の割合を高めた飲むヨーグルト。
美しい体づくりや健康年齢に意識の高い女性などに向けた商品です。たんぱく質含有量は、1本あたり15gです。
『プロテインスムージー バナナキャラメル ~アーモンドミルク使用~』
全国の「エクセルシオール カフェ」で発売されている、高たんぱく質のホエイプロテインを使用したキャラメル風味のプロテインミックスパウダーとバナナ、アーモンドミルクを合わせて、飲みやすい味わいのスムージー。
1食あたりのたんぱく質は15.2g(サンプル品による分析値)と高たんぱく質で、健康を意識する方に嬉しいドリンクです。
【昆虫食】コオロギタンパクを使用したユニークなプロテイン
『INNOCECT CRICKET PROTEIN CHOCOLATE』
人工甘味料・乳製品・グルテンフリーの高栄養価コオロギ粉末と植物性プロテインを配合した、カラダと地球に優しい日本初のコオロギプロテイン『INNOCECT CRICKET PROTEIN CHOCOLATE』。
次世代タンパク質であるコオロギタンパクを使用した、ユニークな商品です。
自分に合ったプロテインをベストタイミングで!
いかがでしたか?アスリートでなくても、筋トレをしていなくても、体に必要なタンパク質が手軽に補えるプロテイン。
色々なプロテインがありますが、自分に合っていて美味しく続けられるプロテインを見つけて見ましょう。
また、目的別に合わせてより効果的なタイミングで摂取することを心がけることも大切です。