膣美容液で話題!デリケートゾーンブランド「raciné」叶くるみさんインタビュー

膣から取り入れる美容液!デリケートゾーンブランド「raciné」叶くるみさんインタビュー

フェムテックという言葉が広まりつつある昨今、デリケートゾーンケア製品が続々と登場していますよね。

一般的に身近なアイテムとは言い難いところもありますが、使う使わないを置いておいても、まずは知識として知っておくことは女性にとってとても重要です。

そこで今回は、婦人科医共同開発のデリケートゾーンケアブランド「raciné(ラシーネ)」のCEOを務める叶くるみさんにインタビューさせていただきました!

デリケートゾーンケアブランド「raciné」について

racine=フランス語で“根”という意味。
私たちはお花にお水をあげるとき、“花びら”ではなく“根”にあげます。

私たちの身体の“根”ともいえる“膣”は女性が持つとても重要な器官。
膣の吸収率は肌の42倍。(腕の内側を基準の「1」とした場合の経皮吸収率の違い)
高級美容液を肌に塗るより根本的な美肌ケアとも言えます。

そして何より、膣の乾燥や炎症を防いだり、膣内環境、膣とひとつながりの臓器である子宮環境を整えることは、女性特有の悩みのケア、妊娠期や更年期を迎える女性の健康に繋がります

『ラシーネコアセラム』について

パートナーと楽しく過ごす、自然妊娠を希望する、閉経後も快適に過ごすにあたって、健康的な膣を保つ事はとても大切です。

膣の常在菌バランスを整え、トラブルのない健康な状態へ導きます。ヒト幹細胞培養液、ヒアルロン酸配合で内側からあふれる美しさへ。

膣の乾燥で悩んでおり、最初はラシーネのアプリケーターを入れるのも大変な状況でした。
2〜3日に1本使って、10本入りを使い切った後、うるおいが戻ってきて、アプリケーターを入れるのに全く抵抗がなくなりました。
性行の前にも使っており、痛みがなくなりとても助かっています。

40代女性

妊活をしており、菌バランスを整えたいと思い使い始めました。
ラクトバチルス菌培養液が約79%も含まれているなんて神です!
翌日の肌の潤いもすごくて、いろんな意味で、これからも継続したいです。

20代女性

デリケートゾーンケアはしたことがなかったですが、セミナーを聞いてラシーネを使い始めました。
膣トレもする習慣ができて、膣の乾燥、(おそらく乾燥からきていた、、?)尿もれに悩んでいたのがよくなりました。

60代女性

Q.叶さんが「raciné」を始めようと思ったきっかけを教えてください。

叶さん:「きっかけは2つです。1つめは前職である化粧品企画の経験、2つめは自身の不妊治療です。

化粧品会社でお客様の悩みに向き合う中で、生活習慣の乱れや更年期でホルモンバランスが崩れることで起こる肌荒れは、外側からだけケアしても治らないということを、身にしみて感じていました

そして、化粧品でなかなか悩みが改善しないお客様が、ホルモンバランスを整えたり、美容点滴で内側から美容成分を入れたりすることで、今までにない肌の潤い感・美しさを感じるようになった姿を見て、内側からの本質的なケアに興味を持つようになりました。外側からの化粧品によるケアももちろん大切ですが、合わせてインナーケアが大切だと考えています。

また、私は不妊治療で体外受精などを行ったのですが子供ができず、「欲しいと思ってから急に対策しても遅いんだな」という後悔がありました

私の場合は体外受精を休んでいる時、体操で血流をUPさせたり、腟内の菌バランスを整えたりと、デリケートゾーンケアを取り入れて日々過ごすことで、自然妊娠に繋がったので、その大切さを1人でも多くの方に伝えたいと思いました。」

Q.膣ケアについてどのようにお考えですか?

叶さん:「まだ日本ではタブー、恥ずかしいといった雰囲気もありますよね。ただ、そんなことを言っている場合ではなく、膣ケアは、今後の女性の人生のために、1日でも早くスタートするべきケアだと考えています。

女性の一生は女性ホルモンに大きく左右されますが、膣、子宮、卵巣はひとつながりの臓器で、女性ホルモンは卵巣で作られています。

膣が乾燥したり、菌バランスが崩れたりすると、乾燥、かゆみ、臭い、黒ずみ等様々なトラブルを引き起こし、婦人科系疾患や妊娠にも影響を及ぼすこともあります。。正しい膣ケアで、潤いを与え、菌バランスを整え、健康な膣を保っていきたいですね。」

Q.“膣美容液”として登場している『ラシーネコアセラム』ですが、使用した方が良い年齢層などはありますか?

叶さん:「20代後半以降の方に使っていただきたいです。20~30代前半の方は、膣のトラブル解決・妊活や美容目的で使ってくださっている方が多いです。

30代後半以降、40、60代の方などは、年齢を重ね女性ホルモン量が低下していくことで、膣の乾燥に悩まれる方が多く、乾燥改善目的で使っていただくことが多いです。使用頻度は1ヶ月3~10本をオススメしています。」

Q.『ラシーネコアセラム』のイチオシの成分を教えてください。

叶さん:ヒト幹細胞培養液とラクトバチルス菌培養液です。

1つめにヒト幹細胞培養液について。

再生医療分野で着目されているヒト幹細胞培養液は、老化によって不足したコラーゲンやヒアルロン酸等を補う…保護や修復といった今までのスキンケアの「対症的なアプローチ」でなく、線維芽細胞を増やしたり活性化し、肌の組織を再生していく「根本的なアプローチ」をする成分で、どうしても入れたかった成分です。

ヒト幹細胞培養液にも色々なものが出回っていますが、弊社のヒト幹細胞培養液は、より効果を感じていただくために最も重要である、ヒト幹細胞培養液内に含まれる「成長因子の量」にこだわっています。この成長因子によって細胞が活性化するため、その量が多いことが、効果を出すポイントなのです。

よく、マーケティング的に、「ヒト幹細胞培養液の含有量」が多いことを謳っている製品をみかけますが、その中の「成長因子の量」が多くなければ、含有量だけが多くても意味はありません

弊社は、成長因子を多く得られる方法でヒト幹細胞を培養をしており、この培養法は特許も取得しています。

高い効果を期待できるヒト幹細胞培養液ですが、美容クリニックで、ヒト幹細胞培養液の美容点滴を受けようとすると、10万円以上することがほとんどです。コアセラムは、手頃な価格でヒト幹細胞培養液の効果を感じていただくことができます。

2つめに、ラクトバチルス菌培養液について。

ラクトバチルス菌(乳酸桿菌)培養液は、なんと全成分の79%と高配合しています。

通常、全成分表の1番前、つまり配合量が最も多い成分は「水」となることが多いですが、『ラシーネコアセラム』は全成分表の一番前が「乳酸桿菌培養液」となっています。

ここまでラクトバチルス菌を高配合している理由は、膣の環境を良好に保つために、この菌がとても大きな役割を持っているからです。

 

ラクトバチルス菌は膣や子宮内の善玉菌で、この菌が適正な量存在することで、膣の自浄作用が正常に働き、悪玉菌が増殖できない環境を作っています。

ラクトバチルス菌が減少すると、様々な悪玉菌が増殖してしまい、「細菌性腟炎」を引き起こします。

腟内環境の悪化は、乾燥、かゆみ、におい、ひりつきなどのデリケートゾーンの不快な症状だけでなく、婦人科系の疾患や不妊、早産などにも影響すると報告されています。

Q.『ラシーネコアセラム』の形状について、こだわった点を教えてください。

叶さん:一般的なタンポンより細くしました。女性の小指よりも細くなるように作っています。

また、1本1本個包装にしており、衛生的に使っていただけるようになっています。

Q.妊活中の方へもオススメできるポイントがあれば教えてください。

叶さん:ラクトバチルス菌が子宮に9割以上いる場合と、9割未満の場合では、妊娠率に2倍以上の差があるという研究結果(Moreno, Inmaculada et al. American Journal of Obstetrics & Gynecology, Volume 215, Issue 6, 684 – 703.)が出ています。なんと妊娠継続率においては、4倍以上、生児獲得率においては8倍以上の差がでています。

膣内フローラは子宮内フローラにも影響するため、膣の菌バランスを整えることは妊活においてとても重要です。

これが、『ラシーネコアセラム』にラクトバチルス菌培養液を全成分の79%と高配合している理由です。

また、妊娠して出産した後の授乳期間には、女性ホルモンの分泌が下がり、膣が乾燥しやすくなるので、潤い補給のために使ってもらうのもオススメです。

Q.最後に、MYRALS(マイラルズ)の読者の方々へ一言お願いします。

叶さん:「人生100年時代。ずっと美しく、楽しく、健康に生きていくため、1日も早く、膣ケアをとりいれていきましょう!」

MYRALS 編集部

MYRALSは大人女子のための美容情報サイトです。 美の基準を上げるサポートするため"自分のリアルを高めよう"をテーマに、美容ニュースやコスメ情報などいつま...

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