【Beauty Lesson #006】20代と同じ塗り方はNG!30代からの美肌ベースメイク法

美容ジャーナリストのtomo.が送る、Beauty Lesson♡
30歳を迎えた今の肌が1番好き!と、心から言えることにちょっぴり誇りを持ちつつ、40歳、50歳と年齢を重ねるにつれてその時々の肌が1番好きな状態でいたいなと思います。

そう思えるためには、常に“今の肌に合うスキンケア・メイク”をすること。いつまでも同じやり方を続けてしまいがちですが、20代の時に似合っていたメイクと30代の時に似合うメイクは絶対に違います。肌の状態も悩みも違うため、カバーしたいところや魅せたいイメージも変わっていますよね。

年齢に見合ったメイク方法を取り入れていかないと、美しく魅せるためのメイクが逆効果になってしまうことも。「ファンデーションを塗った方が老け見えする気がする…」「どうメイクを変えたらいいのか分からない…」というお悩みを抱えている方は必見です。

30代からの美肌ベースメイク法

POINT1.下地でバリアする!

化粧下地がメインと言っても過言ではないくらいマストです。選ぶべき下地は、UVカット、ブルーライトカットなどあらゆる外敵から肌を守ってくれる機能を持つもの。真夏はUVカットが強めのもの、その他のシーズンは1日中屋外でアウトドアに過ごす日でなければ少し弱めのものでOKでしょう。肌を外敵から守る機能がなく、ただ肌のトーンを上げてくれるトーンアップ化粧下地はオススメしません。

化粧下地は、全顔に塗ります。この時、アイテムの裏側などに書かれている1回の使用量目安よりも少なく使っている方は要注意。使用量目安の量は最低でも必ず使わないと、機能が発揮されづらくなります。ただ、モノによっては少量で伸びが良かったり、逆に白浮きしてしまって肌馴染みが悪く、たくさんつけられない…という場合も。上手に塗るポイントは1度で塗り終わろうとしないこと。顔全体に塗った後、両手でハンドプレスをして馴染ませ、さらに2回目の化粧下地を塗っていきます。この時、1度目に塗りムラができてしまったところを埋めていく感覚で塗ると上手に馴染むはずです。ベースメイクというよりは、スキンケアの最終ステップのようなイメージで行うと取り入れやすいかもしれません。

POINT2.ファンデーションは使わなくてもいい!?

「ファンデーションを塗らないなんて考えられない!」という方も多いかと思います。もちろん私もフルメイクする場合は、全く使わないということはできていません。ただ、“使わなくてもいいくらい”にはなりました。今までは全顔にファンデーションを塗っていましたが、今は目の下と額と顎の4点のみ。今、私はスティックタイプのファンデーションを使っているので、目の下に2本線を引く感じでファンデーションをのせ、額と顎はポンッと触れるくらいでしかのせません。その4点にのせたファンデーションをパフで馴染ませていきます。

ここで注意したいのが、外側へと伸ばそうとしないこと。小顔に見せるためにも、顔の立体感を出すためにも、顔の外側にファンデーションが多く溜まってしまうとのっぺりとした印象になりがちです。ですので、目の下にのせたファンデーションと肌の境目がなくなるようにぼかす感覚で馴染ませていくと目の下に光が当たっているように綺麗に仕上がります。この方法の場合、リキッドタイプやパウダータイプのファンデーションは使いづらいので避けたほうが無難。スティックタイプが1番やりやすいですが、クッションタイプでも可能です。クッションファンデーションを使う場合は、ファンデーションをつけすぎてしまわないように、両目の下にのせる2回と、額と顎にのせる1回のみしかファンデーションをパフにつけないようにしましょう。もっとナチュラルに仕上げたい場合は、ファンデーションを使わずにのびの良いコンシーラーを少量使うのもオススメです。

POINT3.隠すのではなく飛ばす!?

ファンデーションを4点に置いて馴染ませるという方法にすると、正直なところ、隠したいシミなどは隠れません。ですが、隠そうとファンデーションを厚塗りすると時間が経つにつれ、シワが目立ってしまったり、透明感がないくすんだ肌の印象になりがち。

そこで、そもそも隠したい部分を隠そうと思うことをやめましょう!隠すのではなく、光で飛ばす。特にシミやそばかすで悩んでいる方にはオススメの方法です。驚くほど綺麗に光で飛ぶので、感動するはず。内緒にしておきたいくらいのマストアイテムです。(笑)

そんなとっておきのアイテムがこちら。「bereminerals(ベアミネラル)」の『インビジブル グロー』!本当に優秀すぎて、手のひらサイズなのに4,000円(税抜)というのもコスパ抜群です。こちら実は名目的にはハイライターなのですが、粒子がとても細かく軽い仕上がりなので、全顔にのせてもOK。フェイスパウダーとしても使えます。

この『インビジブル グロー』をブラシに取って、目の下から頬骨にかけてスッと。そのまま、小鼻の横から、口元の横から顔の外側にスッスッと。もう1度ブラシに取って額、鼻筋、顎にもスッと馴染ませます。結構ブラシにたっぷりとパウダーがつくので、ティッシュオフしてから顔にのせるとより自然に仕上がります。

のせた後に、できれば三面鏡で、なければ鏡で顔を横から、上から下からとあらゆる角度から見てみてください。わざとらしくない上品な艶と光で肌の隠したい悩みは飛んでいることに驚くはず♡『インビジブル グロー』を塗っていると必ず「肌綺麗だね!」と褒められるほどです。もうすでに2個目、そろそろ3個目のリピートとなりますが、これ以上のものには未だに出会えていません!

メイク直しは…?

ファンデーションの量をグッと減らすと、びっくりするくらいメイク崩れしづらくなります。なのでベースメイクのメイク直しはしなくてもOKになりました。唯一、食べたり飲んだりすると取れやすいリップメイクを直す際に、口元を整える用にクッションファンデを持ち歩いている程度。荷物もコンパクトになって一石二鳥です。

素肌美の底上げをしようと意識も高まる!

外敵から化粧下地で肌を守り、顔の中心をメインにファンデーションでトーンアップさせる、最後に光の力で肌悩みを飛ばす。すると、やはり素肌の美しさを今まで以上に求めるようになります。というのは、ファンデーションの量が少ないからではなくて、素肌の状態が美しい方がより仕上がりが美しくなるという当たり前のことに改めて気づかされるから。そうすると、スキンケアにも力が入って良い連鎖が起きます。

わざとらしくない上品な美肌は、何にも変えられないアクセサリー。例えていうならば、スタイル抜群な人って白Tシャツにデニムというとてもシンプルなコーデでもとってもおしゃれに見えますよね?それと同様、ベースとなる肌が美しいだけで、とても美しく魅せてくれるのです。

もちろん何よりも大切なのは、土台となるスキンケア。みずみずしい肌を保つことによって、その上にのせるベースメイクも引き算でき、極上の美肌に仕上がります。是非、試してみてくださいね。

関田 知子

幼い頃から出版社に勤める父の影響で文章を書くこと、編集することに興味を持つ。スワロフスキー専門デコリスト、プライベートブランドのMD、Webメディアディレク...

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