便秘解消や免疫力のUPに!腸活スーパーフード・海藻を分解できるのは日本人だけ!?
季節の変わり目や新型コロナウイルスの影響による運動不足などで、「なんとなく便秘がち…」「おなかの調子が悪い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、今改めて注目を集めているのが“腸活”!
免疫細胞の6〜7割が腸に集中していることから、腸活は免疫力アップにもつながると言われています。
今回はコロナ禍が長引く今だからこそ見直したい腸活について、腸活スーパーフード・海藻を分解できるのは日本人だけ!?の真相をご説明いたします。
これからの腸活は“シンバイオティクス”が鍵!効果的な腸活の方法とは
腸活に関連して、「プロバイオティクス」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
「プロバイオティクス」は発酵食品やヨーグルトなどから、乳酸菌やビフィズス菌などおなかに良い菌を摂取することを指します。
でも、腸活には「プロバイオティクス」だけでは、実は不十分なのです。
乳酸菌やビフィズス菌など、おなかによい影響をもたらす菌のエサをあわせて摂取するのが効果的な腸活の鍵!
おなかによい影響をもたらす菌のエサとなる、水溶性食物繊維やオリゴ糖を摂ることを「プレバイオティクス」といい、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」を同時に行うことを【シンバイオティクス】と言います。
これから腸活をする際には、おなかによい影響をもたらす菌とそのエサを一緒に摂取する「シンバイオティクス」を心がけましょう!
腸活にうってつけなのは水溶性食物繊維を含む海藻!
腸活に食物繊維がいいという知識を持っている人は多いと思いますが、食物繊維にも種類があるのを知っていますか?
食物繊維には、主に海藻や大麦などに含まれ水に溶ける「水溶性食物繊維」と、主に野菜に含まれる水に溶けない「不溶性食物繊維」とがあります。
腸内細菌のエサになるのは海藻などに含まれる「水溶性食物繊維」だけであって、野菜に含まれる「不溶性食物繊維」は、腸内細菌のエサにならないので、腸内環境を改善しません。
数ある「水溶性食物繊維」の中でも、海藻に含まれるものは水に溶けるとゲル状になり、最も腸内細菌のエサになりやすいと言われています。
実際に、もずく酢1カップに相当する量の「水溶性食物繊維」を毎日継続的に食べることで便秘が改善したという研究結果も報告されています。
腸活スーパーフード・海藻を分解できるのは日本人だけ!?
腸内細菌のエサに最適な成分を含む海藻。その恩恵を受けられるのは、古来から海藻を食べてきた日本人だけなのです…!
人の腸内に住む海藻を分解する酵素を持つバクテロイデス・プレビウスという細菌は、これまで日本人の腸内からしか見つかっていません。
つまり、海藻を腸内で分解して利用できるのは世界中でも日本人だけなのです。
腸内環境は、便秘だけでなく糖尿病や様々な内臓の不調、免疫力の低下、うつ病の発症など、ありとあらゆる健康状態に関わることが明らかになってきています。
改めて腸活の重要性を見直すことで健康な生活を心がけましょう!