ストレス・不安をアロマで解消!お悩みに合わせた精油の選び方

ストレス・不安をアロマで解消!お悩みに合わせた精油の選び方

できるだけストレスや不安を感じないように…そう思っていても知らず知らずのうちに溜まってしまうこともありますよね。

中には根本的な改善がすぐにできないお悩みもあるでしょう。

そんな時にオススメなのが、アロマ!今回は、香りがストレス対策に良い理由と精油(エッセンシャルオイル)ごとの作用や使い方、注意点についてご紹介します。

少しでも快適かつリラックスしながら日々の生活を送れるように、自分の悩みに合ったアロマを見つけましょう!

香りがストレス対策に良い理由

人は嗅覚を担う鼻腔で香りの分子をキャッチし、それが感情・本能を司る大脳辺縁系で記憶と香りを結合。これにより過去に感じた香りとその時の記憶をマッチングさせます。

その後、自律神経系の調整を行う視床下部へ。自律神経系、免疫系、内分泌系の機能のバランスを整え、体や心に影響を与えるため、ストレス対策として役立ちます。

様々ある「香り」を使ったリラックス法の中で特にオススメなのがアロマセラピー

東京医療保健大学 東が丘・立川看護学部 看護学科 朝澤恭子准教授によると、アロマセラピーとは、アロマ(芳香)+セラピー(療法)からなる言葉で、植物から抽出された精油を用いて、疾病の治療や予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレス解消することを目的としています。

精油(エッセンシャルオイル)ごとの作用

アロマセラピーで用いる精油(エッセンシャルオイル)は植物が産出する揮発性の油で、それぞれに特有の芳香・効能があります。

【ラベンダー】
リラックス効果、不安や不眠を改善

【イランイラン】
リラックス効果催淫作用、女性ホルモンの調整

【オレンジ】
リフレッシュ効果、幸福感アップ、食欲抑制・代謝アップ・脂肪燃焼促進

【グレープフルーツ】
リフレッシュ効果、食欲抑制・代謝アップ・脂肪燃焼促進

【レモン】
リフレッシュ効果、食欲抑制・代謝アップ・脂肪燃焼促進

【ゼラニウム】
抗うつ、ホルモンバランス調整、女性ホルモンの調整、鎮静、筋肉士官、抗菌

【ペパーミント】
リフレッシュ効果、清涼感、鎮痛、鎮痒、冷却、防腐、殺菌

【レモングラス】
抗菌、殺菌、抗腫瘍作用、風邪の予防、腹痛、下痢の緩和、リフレッシュ、虫よけ

【カモミール】
気分が落ち着く、鎮痛、鎮静

【コリアンダー(パクチー)】
安心感、心の平穏、胃腸の働き、消化助長、活性酸素除去

【ナツメグ】
心に元気と活力を与える、活性酸素除去

お悩み別!オススメの精油

それぞれ作用が異なる精油は心身の状態に合わせて使い分けることで症状の緩和に役立ちます。女性に多いトラブルやお悩みの緩和に役立つ精油も多くあります。

月経不順、PMS(月経前症候群)、更年期障害

イランイラン、ゼラニウム

ストレス、不安、不眠

ラベンダー、オレンジ

食欲不振

ナツメグ、コリアンダー(パクチー)

スッキリしたい

レモン、ペパーミント

冷え性

ジンジャー、ひのき

美容・ダイエット

グレープフルーツ、オレンジ

片頭痛

ラベンダー、イランイラン

精油の使い方

精油には様々な使い方があり、TPOや気分、体調に合わせて楽しむことができます。

例えば寝る前のリラックスタイムには芳香浴や蒸気吸入、バスタイムでは沐浴やお風呂後のトリートメントとして使用するのがオススメです。

芳香浴

ティッシュやハンカチに精油を1〜2適たらして、枕元に置く。

蒸気吸入

お湯に精油を1〜3滴落とし、立ち上がる香りの湯気を楽しむ。

沐浴

浴槽に適温の湯を張り、精油を1〜7滴入れてよくかき混ぜ、肩まで浸かる。

手浴

洗面器などに精油を1〜3滴落として手を浸す。

足浴

洗面器やバケツに精油を1〜3滴落とし、足を浸す。ふくらはぎまで入るバケツがオススメ。

湿布

洗面器に適温の湯を張り、精油を1〜3滴垂らす。タオルを浸し、精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽く絞り、湿布する部分にあてる。

トリートメント

植物性のオイル(アーモンドオイルやホホバオイル)をベースに、精油を1%以下の濃度(10ccのオイルに精油1〜2適ほど)になるように混ぜて、肌に塗布する。
※肌が弱い方や、子どもには、アーモンドオイルよりも刺激の少ないホホバオイルをベースオイルに使用するのがオススメです

精油を使用する際の注意点

■精油は必ず希釈する。
■オレンジやレモンなどの光毒性のある精油の使用後は直射日光を避ける。
※光毒性:紫外線などの光を受けることによって生じる毒性。通常は人体に無害な物質が光化学反応を起こして炎症を引き起こす毒性などを指す。
■妊娠中は避ける(収縮、弛緩の作用で胎児への影響が出る可能性があるため)。
■悪性腫瘍や炎症部位、放射線治療部位への使用は避ける。
■1歳未満の子どもへの使用は避ける(脳への刺激が強すぎる恐れがあるため)。
■1歳未満の子どもの側で使用するのを避ける(子どもがいる部屋とは別の部屋でアロマを使うなど)。

自分のお悩みに合ったアロマで癒しを!

日常生活の中に香りを取り入れることで、気持ちが前向きになったり、お悩みが少し軽くなっていたり…。

香りのチカラって素晴らしいと感じるはず。

お悩みに合ったアロマ、そして大切なのは自分が心地良いなと感じる香りを選ぶこと。

毎日ハッピーに過ごすちょっとした工夫をしていきましょう!

MYRALS 編集部

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