今年の風邪は腸活で解決!インフルエンザと風邪の違いは?寒くなる前に風邪予防対策
急に寒い日が増えて、あっという間に秋が過ぎて今年も冬が近づいてきました。
今年の冬は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念されており、厚生労働省の第103回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(2022年10月20日)の資料によると、新型コロナの新規感染者数は全国で増加に転じており、第8波の発生の恐れが高まっているとされています。(参考:厚生労働省 第103回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード)
今回は、インフルエンザと風邪の違いや腸内環境と免疫力の関係、腸内環境のケアの方法をご紹介します。
毎日元気に過ごすためにも、体調不良にならないように日々意識して気をつけて、元気に冬を過ごしましょう!
インフルエンザと風邪の違い
普通のかぜの多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、38°C以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
小児ではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では肺炎を併発する等、重症になることがあります。(参考:厚生労働省 MHLW)
インフルエンザの流行シーズン
厚生労働省の発表によると、例年12月〜3月はインフルエンザの流行シーズンといわれています。
一旦、インフルエンザの流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むということ、インフルエンザが大きく流行した年には、高齢者の冬季の死亡数が普段の年より多くなるということからも、だらだらと流行する普通のかぜとは異なります。(参考:厚生労働省 MHLW)
免疫力と腸内環境の関係
風邪対策と言えば「手洗い・うがい・マスク」で万全!と思っていませんか?
最近、「腸活」で話題の「腸」は栄養を吸収するだけでなく、ヒトの体の7割もの免疫細胞が存在していると言われています。
腸内には1000種類・100兆個ともいわれる腸内細菌が生息していると言われ、この腸内細菌のバランスが腸内環境の良し悪しに影響を与えます。
例えば、乳酸菌は腸内で大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑え、腸内菌のバランスをとる役割を果たしています。
そして便通の改善だけではなく、コレステロールの低下や免疫機能を高めるなど、さまざまな働きがあると言われています。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
今日からできる「正しい腸活」
【1.菌を「摂る」】
たくさんの菌を増やすためには、多様な種類の菌を摂取し続けることが大切です。発酵食品(ヨーグルト、キムチ、チーズ、納豆、味噌など)やサプリメントなど月30種類以上の食品から多様な菌を摂ることを目指しましょう。
【2.菌を「育てる」】
たくさんの菌を増やすために、多様な種類の食材から食物繊維(果物、海藻、穀類など)やオリゴ糖を摂取し続けることが大切です。月100種類以上の食材から多様な菌のエサを摂ることを意識しましょう。
【3.菌を「守る」】
腸内細菌が活発に働く温度は37度前後です。入浴や腹巻、カイロのほか、ホットドリンクやスープを飲むなど1年を通してお腹周りを温めて菌を守りましょう。また、歯周病や虫⻭菌など一部腸まで届いて腸内環境のバランスを崩す原因となるため、特に口内に雑菌が増えやすい「起床時」に歯磨きを行いましょう。