生活習慣を見直して内側からも潤いを!美肌作りに欠かせない「生活の5本柱」って?
美肌作りには、外側からの保湿ケアだけではなく、生活習慣を整えて身体の内側から肌を立て直すことも大切です。
肌は身体の内側を映す鏡であり、生活習慣と心の状態に大きくに影響を受けます。
そこで今回は、銀座ケイスキンクリニック院長で美容皮膚科医の慶田 朋子先生が提唱する、健康的で美しい皮膚と身体のために必要な「生活の5本柱」と、身体の内側から肌の潤いを守るアイテムをご紹介します。
1.【バランスのよい食事】必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を摂取
肌はもちろん、身体の再生には野菜やタンパク質などをバランス良く取り入れた食事が必要です。
その中でも「必須アミノ酸」を含むタンパク質を十分摂取することが重要。
タンパク質は動物性と植物性のどちらも必要となるので、豆、魚、肉、乳製品、全てを1日に1回以上食べるようにしましょう。
過剰な油抜きダイエットは肌の乾燥を招きますので、意識して不足しがちなオメガ3系の脂肪酸を積極的に摂りましょう。
青魚やエゴマ油、ナッツなどに含まれます。
2.【良質な睡眠】十分な睡眠で肌再生を促す
眠りが足りないと身体も心もすべて乱れてしまいます。
寝不足が続くと肌再生が行われず、心身共にダメージ大!1日最低6時間の睡眠は欲しいところです。
寝る前は幸せな思い出を反芻しながら、好きな音楽を聴くのがオススメ!
慶田先生は寝る前に好きなボサノヴァを聴いて、海辺のリゾートでくつろぐ思い出をイメージしてから寝るんだそう。
好みの音楽には脳医科学的に女性ホルモンの分泌を高める働きがあり、リラックスして深く良質な睡眠がとれるので女性ホルモンのバランスにも◎!
おもしろいもので、脳は簡単に騙せます。幸せだと思いながら微笑むこと、幸せを感じる音楽に浸ることで、幸福感を高められます。
3.【健やかな腸内環境】“腸美活”で肌の乾燥を防ぐ
便秘は肌の乾燥を招くので、腸ケアも大事です。
便秘により腸内フローラが悪化することで、悪玉菌がつくる腐敗産物が血液中に吸収され、皮膚に悪影響を及ぼすと考えられています。
また、便秘の人はそうでない人よりも、皮膚の水分量が少なく乾燥しやすい傾向にあるという調査結果もあります。
乳酸菌の代表格である「ヨーグルト」や、その中でも高たんぱくながら、脂肪分もゼロである「ギリシャヨーグルト」は日常的に取り入れやすいので、“腸美活”にオススメです。
また、乳酸菌を摂るときは、腸内細菌の餌になる食物繊維も一緒に摂りましょう。
食物繊維が豊富な青汁や野菜サラダ、きなこ、もずくスープなどがオススメ。
4.【運動習慣】定期的な運動習慣を身に付ける
運動不足だと体内循環が滞り、代謝も乱れがちになり、栄養が届きにくくなるので肌も不安定になります。
ストレッチなどはストレス発散にも良いので取り入れましょう。
慶田先生は、20年間以上ジャズダンスを続け、体幹を鍛えているそうです。
ダンスのテクニックをスキルアップさせるためには、ストレッチやピラティスなど身体のメンテが欠かせないため、歯磨きする時など、ずっとルルベ(つま先立ち)をしているんだとか。
週1回、汗だくになる全身運動は、体型維持、筋力強化、ストレス解消に欠かせない習慣です。
5.【ストレスコントロール】瞑想時間を持つ
恒常的にストレスにさらされると、常に交感神経が優位になり、戦闘モードにシフトします。
これでは男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。
慶田先生は、仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想をし、深い呼吸をして、身体に意識を向けるようにしています。
深く息を吐く、これを意識してみてください。
緊張状態では呼吸が浅くなり、息が吐けていないことが多いです。
仕事でのモヤモヤ、人間関係からくるストレスなどで溜まった「心の澱(おり)」を呼吸でデトックスするイメージをしながら行うのがオススメです。
潤い成分“ヒアルロン酸”は、内側からのアプローチも必要不可欠!
慶田先生がオススメする美容成分「ヒアルロン酸」は、皮膚水分量を保持させる働きがあり、乾燥を緩和することが報告されております。
「ヒアルロン酸」は骨や筋肉など身体の組織や体液に存在し、体内で最も多く存在している器官は皮膚になります。
今回「ヒアルロン酸」の肌での働きについて、慶田先生に詳しくお話を伺いました。
皮膚の構造とヒアルロン酸の働き
皮膚は、大きく上から表皮・真皮・皮下組織の3層構造となっており、ヒアルロン酸が存在するのは、表皮と真皮です。
■表皮のヒアルロン酸
表皮は、内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角層(かくそう)」の4つの層からできています。
表皮のヒアルロン酸は「有棘層(ゆうきょくそう)」の中にある表皮細胞の間を埋めるように存在しています。
このヒアルロン酸が栄養や細胞代謝物をすみずみまで運んでくれます。
また、近年ではヒアルロン酸は1番外側の角層にも存在し、角層の水分保持に役立っていることが明らかになりました。
角層は、角質細胞がレンガ状に積み重なっていて、体内の水分が外界に失われていくのを防ぎ、逆に外界からの刺激をブロックする役割があります。
■真皮のヒアルロン酸
表皮の下にある真皮には、熱い、痛いなどの刺激のセンサーとなる神経や血管が走行していて、表皮への酸素や栄養の補給も行います。
そんな真皮は、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどで構成されていて、それぞれが十分に機能することで、ハリや弾力のある肌を作ります。
真皮内のヒアルロン酸は、網目状のコラーゲンの間を埋めるように存在しており、水分環境を維持する役割を果たしています。
ヒアルロン酸の特徴
ヒアルロン酸量は多ければ多いほど、肌は潤うのですが、その一方で、代謝が非常に早いのも特徴です。
そして、体内のヒアルロン酸量は、年齢を重ねるごとに減少していきます。
そのため、肌の潤いを保つには、保湿剤などからの「外側」からのアプローチとともに、身体の「内側」からもヒアルロン酸を定期的に摂取することが大切です。
ヒアルロン酸の上手な取り入れ方
ヒアルロン酸は、動物性の食材では、鶏手羽、ウナギ、鮭などに、植物性では、山芋、オクラ、納豆、モズクなど、ネバネバした食材に含まれます。
また、ほうれん草やトマト、にんじん等の緑黄色野菜などに含まれるビタミンA(レチノールやβカロテン)は、表皮でのヒアルロン酸産生を高めることが分かってきています。
これらの食材をバランスよく日常的に取り入れることで、肌の潤いを保つことにも役立ちます。
冬の乾燥シーズンに!日本初!肌の潤いを守るヒアルロン酸配合のお茶
東洋の健康思想に基づいた“からだの巡り”に着目した「からだ巡茶」ブランドから、日本で初めて、肌の潤いを守るヒアルロン酸を機能性関与成分として配合した機能性表示食品『からだ巡茶 モイスティア』。
ヒアルロン酸には、皮膚水分量を保持させる働きがあり、乾燥を緩和する機能が報告されています。
乾燥が進む今の季節、さらに今年はマスクを着用することで例年以上に肌が乾燥することが心配されています。
そうした肌の潤い対策として、手軽で日常的に取り入れやすい、美容成分が配合された『からだ巡茶 モイスティア』がオススメです。
冬の隠れ脱水にも備えられる!肌の潤い対策をしながら水分補給を
『からだ巡茶 モイスティア』は、機能性関与成分としてヒアルロン酸が1本当たり120mg配合されていて、機能性表示食品の無糖茶として日本で初めて受理された商品です。
配合されているヒアルロン酸は、皮膚水分量を保持させる働きがあり、乾燥を緩和する機能が報告されています。
その他にも“からだの巡り”に着目した高麗人参、熊笹、甘 草、サンザシ、みかんの皮、杜仲、クコの実、ハスの葉、霊芝の9種の東洋素材を加えながらも、渋みの少ない低発酵ウーロン茶をベースに、緑茶とプーアル茶をブレンドしたすっきりした味わいで、飲みやすくなっています。
冬は気温が低下するため、のどが渇きにくくなり、脱水していることに気づきにくくなります。
肌の潤い補給だけでなく、冬の隠れ脱水予防のための水分補給としても◎!
慶田 朋子先生 プロフィール
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。ガルデルマ社認定ヒアルロン酸注入トレーナー。
東京女子医科大学卒。同大学病院皮膚科、聖母病院皮膚科などで勤務ののち、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック、2011年に現クリニック開設。
最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング®」を叶える美容皮膚科医として多くの患者から厚い信頼を得ている。
皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などのわかりやすい解説が好評。著書に『365日のスキンケア』(池田書店)、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。