恋愛学の教授が教える!本命への正しいバレンタインチョコの渡し方
2月14日はバレンタインデー!
実は、欧米と比較すると“日本のバレンタイン事情”って特殊だってご存知でしたか?
欧米では男性から女性へ感謝の気持ちとともに贈り物をするのが通例で、夫から妻へ、彼氏から彼女へプレゼントするだけではなく、父親から娘へプレゼントすることもあれば、職場で上司から部下へプレゼントすることもあります。また、プレゼントは花束やカード、下着など様々で、必ずしもチョコレートとは限りません。
一方で、日本のバレンタインデーは、“女性から男性へチョコレートやプレゼントを渡す日”として定着しており、「女性から男性へ告白する日・想いを伝える日」とも捉えられる傾向があります。
また、渡す相手によって「本命」や「義理」と分ける考え方も日本特有です。
そこで今回は、早稲田大学で大人気の講義、恋愛を科学的に分析する「恋愛学」の森川友義(もりかわ とものり)教授に、恋愛学のスペシャリストの観点から「本命への正しいチョコの渡し方」に関する解説とアドバイスをいただきました!
すると、日本のバレンタインデーが、“女性から男性へチョコレートやプレゼントを渡す日”とされていることは、実はとても理にかなっていることが判明…!
恋愛学の教授が教える!本命への正しいチョコの渡し方
本命相手にチョコレートを贈る方法として非常の多くの女性が間違っているようなので、それに気づいてもらい、正しい渡し方のテクニックを実践することでぜひ相思相愛になってもらいたいと願っています。
まず、チョコレートには恋愛感情を醸成する恋の媚薬が入っていることをご存じでしょうか?
フェニル・エチル・アミン(=PEA)という脳内化学物質で、PEAは神経刺激剤として脳を活発にする働きがあります。
つまり「吊り橋効果」をもたらすということです。
人間が吊り橋の上のような場所で興奮状態におかれると、恋したときの興奮状態と錯覚し、好きになってしまうことをこのように呼んでいますが、PEAは興奮剤としての作用を起こして、心拍数を上げたり、体内のエネルギーを上昇させたりします。
そのドキドキが相手のことが好きだからドキドキしているのか、ドキドキしているから好きな証明なのか、脳が混乱してどっちか判断がつかず、その混乱で相手を好きになってしまうということです。
したがって、バレンタインデーで重要なのはチョコレートは目の前で食べてもらわなければならないということ。
通常は、女性がチョコレートを渡して、男性が「ありがとう」と言い、そのまま自宅に持ち帰るようですが、相手を好きにさせるにはこれは間違った行為です。
必ず2人きりの状況をつくって渡すこと。目の前で食べてもらって、興奮状態にさせて、恋の錯覚を起こしてもらわなければならないわけですから。
せっかくあげたものを別の女性の前で食べられたら最悪です。
逆に、「義理チョコ」の場合は自分の目の前で食べさせてはなりません。望まない恋愛感情を抱かれてしまうことになります。
もし、目の前で食べてもらうことができない場合には、小さなカードをつけ加えておけば、あなたのことを思い出すので、それでも同じ効果があることでしょう。
ぜひ実践してみてくださいね!
1955年12月21日群馬県生まれ。1979年早稲田大学政治経済学部卒。1984年ボストン大学政治学修士号取得。オレゴン大学政治学博士号(Ph.D.)取得。その他:外資系銀行、総合商社、国連専門機関、外務省国連代表部、米国アイダホ州立ルイスクラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授等を経て、2004年より早稲田大学国際教養学部教授。
日本特有の“恋愛用語”もチェック!
【相方】
彼氏や彼女の呼び名。
【あざとい】
相手の気を惹くために、言動のなかで可愛らしさをうまく使いこなす小悪魔的な人のこと。以前は、主に女性に対して使われることが多く、また、その計算高さからネガティブな印象を受ける言葉だったが、現在ではポジティブな意味合いを含むこともあり、男女どちらに対しても使うようになった。
【蛙化現象】
ずっと好きだった男性が振り向いてくれた途端、相手への興味を失ってしまう現象。片思いから両思いになると、突然相手のことが嫌いになってしまうこと。
【シラフデート】
お酒を飲まないデートのこと。
【デレ期】
友達から恋愛の移行期。もしくは恋愛中に訪れる、特定の相手に対して、愛情深い期間のこと。デレデレしている期間。
【沼】
何かに熱中する、夢中になる、ハマる、のめり込む、没頭するという意味で用いられる表現。恋愛の場面においては、抜け出せないほど誰かに夢中になることや、相手の魅力に引き込まれて抜け出せなくなることを表現するときに使う。
【優良物件】
交際相手や恋人としてのスペックが高く、条件が優れている人のことを指す。
【リアコ】
「リアルに恋している」の略。手が届かないような存在や憧れの存在に、本気の恋心を抱いている状況を指す表現。「リア恋」ともいう。