“生きること”に疲れてしまったら…考えたいこと5つ

日々、慌ただしく過ごしていると、この先の人生がとてつもなく長く感じることありませんか?全てに終わりがないように思えることもありますよね。しかし、人生は短いもの。昔よりも平均寿命が伸びているとはいえ、10年、20年、30年…あっという間に過ぎていきます。

そこで今回は、“生きること”に疲れてしまった時に考えたいことを5つ、ご紹介していきます。

1.思っている以上に人生は短い

冒頭でも述べたように生きていると、人生はずっと続くような気がすることがありますよね。しかし、当たり前ですが必ず人生は終わりを迎えます。20歳から30歳があっという間だったように、10年は長いようで短いのです。ただ、忙しい毎日を送っているとそのことが現実的ではないような気がして、この先もずっと続くような錯覚に陥ることもしばしば…。

ですから、今嫌なことがあったり、悩みがあったとしても、『思っている以上に人生は短い』ということを頭の片隅に置いておきましょう。きっとそれだけで、少しだけ心が軽くなることもあるはずです。

逆に、とても幸せだと思うことがあったり、大切な人がいるのならば、その一瞬を大切に生きていかなければ後悔するかもしれません。

良いことも悪いことも含めて、人生なのです。目の前のことに捉われすぎずに、貴重な短い人生をあなたらしくどう生きるか…という風に考えると新たな扉が開けるはず。

2.立ち止まることも必要

何か大きな壁に当たってしまった時、私たちはその壁をどのようにして越えるか、もしくはどのようにして回避するかということを真っ先に考えるでしょう。乗り越えなければいけない、どうにかして先に進もうとしますよね。

そうして切磋琢磨している間に、知らず知らずのうちに心が疲れてしまったり、ストレスを抱えてしまったりすることも。乗り越えよう、前に進もうとする気持ちはとても大切ですが、人間はロボットではありませんから、無理をしすぎてしまうと心が枯れてしまうのです。

人生には立ち止まって考える時間も含まれています。無理に進もうとして自分を壊してしまうよりも、少し立ち止まって、ゆっくりと休んで、元気になったらまた考えて…それで良いのです。がむしゃらに進み続けるよりも、時々立ち止まって自分や周りを見つめ直してみることで、より豊かな人生を送れるようになるはず。

3.生活の基盤を整える

人生を生き急ぎすぎてしまうと、生活の基盤が乱れてしまいがち。生活の基盤が崩れてしまうと、せっかく仕事に精を出していても思うように回らなかったりします。やはり、何事においても土台は大切。

生活の基盤となるのはやはり自宅です。あなたが過ごしやすいように家具が配置されていますか?毎日の始まりと終わりを気分良く過ごせるように綺麗に片付いていますか?好きなものを手作りして、リラックスしながら味わう時間はありますか?

頑張っている人ほど、外にばかり気持ちが向いてしまいがちですが、大切なのは内側です。あなたの生活の基盤となる自宅を整えることで、モヤモヤしていた気分が晴れるはず。

4.おしゃれでなくても良い

おしゃれをすることは、女性ですから誰もが好きなはずですが、おしゃれにこだわりすぎてしまうのも疲れてしまうきっかけのひとつかもしれません。というのも、おしゃれには時間もアイテムも収納スペースも、たくさん必要ですよね。

去年はたくさん着たけれど、今年は1回も着ていないというアイテムもおしゃれという括りで考えれば必要なものなのかもしれません。しかし、おしゃれによってあなたの生活の基盤が乱されていることも。定期的に断捨離を行えれば良いですが、物が多すぎるというだけで、まず自宅がぐちゃぐちゃになります。

しっかりと収納されていても、ずっと着ない物ばかりだったり、奥には何が入っているか分からなくなったりするのはスムーズとは言えませんよね。おしゃれをすることは悪いことではありません。むしろ良いことですが、おしゃれよりももっと大切な物があります。

それは『清潔であること』。物にまみれて頭の中がこんがらがってしまっていると、心も同じようになりやすいものです。おしゃれではなく、清潔に重きを置くことで、今までよりもずっとクリアな世界が待っているはず。

5.相手はあなたの鏡

心が疲れてしまう理由として多いのが、人間関係の悩みです。自分とは全く別の人間ですから、全てを分かり合えるとは思わなくて良いのですが、少し見方や考え方を変えれば解決する場合も多くあります。

あなたが「嫌だな。」と思っている時、大抵相手も同じように「嫌だな。」と思っています。マイナスな気持ちって目つきや行動、言葉のちょっとした部分に出やすいので、相手にも伝わっています。すると、どんどん悪い方向に進んでしまうのです。

きっと、嫌なところがひとつもない人はいません。でもどんな人にだって良いところは必ずあります。相手の良いところを探す癖をつけられると人間関係はグッと好転するでしょう。そしてイライラすることがあっても「私とは考え方が違うけどこういう人もいるんだな。」と、受け入れなくても良いから、軽く流すことも大切です。

『相手はあなたの鏡』ですから、あなたが相手の良いところを探していれば、相手もあなたの良いところを探してくれます。あなたがサッと流せば、相手もサッと流してくれます。無理に仲良くなろうとしなくても良いんです。仲良くなるならきっとそのタイミングはまた別にある、そう思って、ストレスを溜めないことが大事なのです。

明日は当たり前ではない

最後に、当たり前に明日が来ると思って過ごすのではなく、明日が来ることは奇跡なんだと思って過ごすことで、いかに今日という1日が貴重で大切なものなのかが分かるはずです。

あなた自身は変わりなく毎日を過ごしていたとしても、あなたの大切な人に突然何かが起きることだってあります。この時代に生まれて、今を生きるたくさんの人たちに出会えて、さらに大切にしたいと思える人に出会えたのなら、もうそれは短い人生の中で最高に素晴らしいこと。

『人生山あり谷あり』と言いますが、嬉しいことも悲しいことも、色々なことが起こるから人生なのです。“生きること”に疲れてしまったら、今回ご紹介した5つのことを考えてみてください。3年前に今の自分が全く想像できなかったのと同様、3年後はまた全く想像できない人生を送っているかもしれません。

人生というジェットコースターのような乗り物を上手に楽しみながら乗りこなすようになれるのは、きっともう人生にピリオドを打つ間際。色んなことにたくさん振り回されて、泣いて笑って、それで良いんです。

関田 知子

幼い頃から出版社に勤める父の影響で文章を書くこと、編集することに興味を持つ。スワロフスキー専門デコリスト、プライベートブランドのMD、Webメディアディレク...

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