美容皮膚科医に聞く!二重マスクはナシ!?マスク生活でも美肌を保つポイントとは
アメリカ疾病予防管理センターがフィット性を高めるとして「二重マスクを推奨」と発表しました。
感染防止率の高い不織布の上におしゃれな布マスクをつける人が増加しており、花粉対策にも期待されているという二重マスク。
一方で、効果への疑念や熱中症などのリスクも取り上げられていることも…。
そこで今回は、ファンデ不使用すっぴんドクター!美容皮膚科医の小林 美幸先生に二重マスクはアリなのか、ナシなのか…そして、マスク生活でも美肌を保つポイントをお伺いしました!
Q1.二重マスクはオススメ?
【摩擦・蒸れは肌の大敵なので、オススメはできません!】
小林先生:「二重マスクは“肌にフィットする”ことを前提に推奨していますが、考えずにつけているのであれば、肌にダメージを与える摩擦リスクが上がります。
さらに恐ろしいのは蒸れ!二重にすることで蒸れて肌に雑菌が増殖するリスクが高まります。
熱中症リスクも高まるので、二重マスクはやはりオススメできません。」
Q2.マスク肌荒れの原因は?
【マスクで保湿どころか乾燥!?“マスク日焼け”にも要注意!】
小林先生:「摩擦・蒸れの他にマスク肌荒れの原因になるのが乾燥!
日中は汗と呼気で保湿過剰になるので、保湿系の化粧水などは控えた方が良いですが、マスクを外すと一気に蒸発して水分を奪います。
これからの季節はマスク部分だけ焼ける・白くなる“マスク日焼け”にも要注意、こまめに塗り直しましょう。」
Q3.マスク肌荒れの対策は?
【フィットするマスク、こまめな付け替え、帰宅後の保湿!】
小林先生:「とにかく摩擦を減らすよう、フィットするマスクを選んでください!
雑菌の増殖を防ぐため、なるべくこまめに付け替えることもオススメです。
帰宅後はまっさきに洗顔と保湿をしましょう。洗顔時はよく立てた泡を使って、指でこすらず落とすことが重要です。」
摩擦を最小限に抑え、日焼けに注意し、保湿が大切!
マスクが手放せない日々が続く中で、これからは今まで以上に日焼けや蒸れが気になる春・夏がやってきます。
マスクによる肌荒れの原因を理解し、適切な対策をとっていくことが、1番の美肌への近道。
また、良い点も悪い点もある二重マスク、美肌からの観点だとやめた方がよさそうですね。これからは熱中症のリスクもあるので、無理をしないことが大切です。
今回、小林先生が教えてくれたマスク生活でも美肌を保つポイントを頭に入れておき、“マスク日焼け”しないように日焼け止めのこまめな塗り直し、保湿と洗顔、そしてフィットするマスク選びを取り入れていきましょう!