非協力的男子を徹底改造!家事の上手なお願いの仕方と対策方法

家事も立派なお仕事!家事とひとことで言っても、やることはたくさん。共働きのパートナーも多い今の時代、女性ばかりが家事を負担するというのはちょっとおかしいんじゃない?と思いますよね。
それでもまだまだ、家事は女性がやるものという風習があって、男性が家事をすると「手伝ってくれてありがとう。」となりますが、女性が家事をしてもそうはならないのが実際のところではないでしょうか。

とはいえ、怒りに任せてもパートナーとの関係は悪化するだけで何の改善にも繋がりません。そこで今回は、非協力的男子を徹底改造するための家事の上手なお願いの仕方と対策方法についてご紹介していきます。

家事の上手なお願いの仕方の3つのコツ

家事を上手にお願いしたいと思っている方たちは、「どこかに連れて行ってほしい♡」「もっとマメに連絡をしてほしい♡」…そんな甘ーいお願いの時期を通り越しているはず。
恋愛初期段階の頃の甘いお願いとは内容も変わってくるので、もちろんお願いの仕方も変わって当然ですよね。
今回はあくまでも“家事”の上手なお願いの仕方のコツについて、お話していきます。

1.一連の流れではなくピンポイントでお願いする

例えば、洗濯をお願いしたいとします。その場合、女性にとっては洗濯を回す、干す、畳むという一連の流れを洗濯というひとつの家事として捉えますが、男性にとっては回す、干す、畳むの3つの家事という認識になりやすいのです。

だから「洗濯お願いね。」と頼んでも、「回すだけしかやってくれなかった!」「畳まないと干せないのに畳んでおいてくれなかった!」とストレスが溜まることも…。パートナーに頼むことで効率が悪いなと思ってしまうと、女性の場合、自分で全てやってしまった方が早いし、ストレスも溜まらないし、効率も良い気がしまうもの。しかしそうなると結局、女性の負担が大きくなってしまう…ということになりますよね。

だから、「私が洗濯を畳んでおくから、回して干す係をお願いするね。」と、ひとつの家事を細かく分けてピンポイントでお願いすると意志の疎通がしやすく、「こんなはずじゃなかった!」ということも減るでしょう。
ちなみに、この「“〜係”」という言い回しは柔らかな印象になるので、オススメ。男性の中にある責任感をくすぐるポイントにもなります。男性っていくつになってもやっぱり少し幼い生き物。「“〜係”」と言い方に少し工夫をするだけで家事に対して嫌悪感を持たずに、使命感のようなものが芽生えることも。

そして、「お願いできる?」という疑問形だと断ってもいいのかなと思わせてしまう可能性があるので、「お願いするね。」という確定した言い回しで伝えることで、「やらなければいけないんだ。」と思ってもらいましょう。

2.男性がやるからこその家事の効果を言葉にする

基本的に、男性にとって家事は女性の方がプロだと思っています。できない事はなくても、やっぱり女性の方が上手だなと思う事で「自分の出る幕ではないかも。」と少し自信がない部分も無きにしも非ず。

確かに長年に渡って家事をこなしている女性の方がプロではありますが、時と場合によっては男性の方が向いている家事もあります。例えば、女性より力の強い男性が汚れをこすった方が素早く綺麗になりますし、高いところ(換気扇など)の掃除は男性の方が楽にできますよね。

ただ「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えるだけではなく、「私の力だとここまで綺麗にするのは難しいけれど、あなたの力だとこんなに綺麗になるのね!」「いつも高いところは苦労していたけど、背が高いあなたがやってくれてとっても助かったわ!」など、“男性がやるからこその家事の効果”を具体的に説明してあげることで、パートナーは「自分の方が上手にできる家事があること」に気づき、自信が持てるようになります。

「自分の方が上手にできる家事があること」を理解した上で、自信が持てると、“これは自分がやるべき家事”という認識になるので積極的にやってくれるようになるはず。もし忘れているようなら「そろそろ前みたいに綺麗にしてもらえると助かるな。」と、さりげなく“これはあなたが担当している家事なのよ”と促してみましょう。

3.分担することで効率的になることを伝える

家事だけに限らず、何事も1人よりも2人でやった方が早く済みますよね。女性にとって家事のお願いというのは、「これ“は”あなたがやってね。こっち“は”私がやるから。」という感覚で、あくまでも分担しようという提案なのですが、男性にとっては分担とは捉えられず、自分ばかりが頼まれて家事をこなしているという気持ちになることも。

掃除、洗濯、食事の支度、食事の後片付け、買い物、ゴミ捨て…と、あげればキリのないほど出てくる家事。掃除だけでも、掃除機、拭き掃除、ホコリ取り…と、分けようと思えばいくらでも分けられますし、掃除の場所もリビング、寝室、お風呂、トイレなどたくさんありますよね。

ただ、パートナーに対して、これを言葉で説明しても「あぁ…なんかまた面倒なことを言ってるなぁ。」と口うるさいと思われるだけ。だからこそ、お願いするときは必ず自分も何かしらの別の家事を行い、行動で分担しているということを伝えた方が話が早く、伝わりやすいのです。

例えば「私は夜ご飯の支度をするから、その間に洗濯物を畳んでくれる?そうしたらちょうど夜ご飯が出来上がる頃になるから一緒に食べよう。」など、同じ時間で、それぞれ別の家事をやりましょうというお願いをすることで、分担することによって効率が上がることを伝えるのがオススメです。

「こんなはずじゃなかった!」をなくす対策方法

家事に関しては男女関係なく“自分流のやり方”というものが結構濃く出るものでもあります。パートナーに家事をお願いしてやってくれたは良いものの「これじゃあいつものやり方と違うんだよなぁ。」とか「普段から見ているのにどうして違うやり方をするのかしら。」と思った経験がある方も多いはずです。

その場合は、なぜこちらのやり方の方が良いのかを説明してあげると、“自分流のやり方”が“私たち流のやり方”へと共通の認識になるので齟齬はなくなるでしょう。

特に洗濯物の畳み方や、しまい方はこだわりのある人も多いのではないでしょうか。洋服によっては畳まずにハンガーにかけておくものもありますし、それをパーフェクトに選別してもらうことは難易度が高め。
やりながら覚えてもらう…という方法もありますが、それだといちいち口出しすることになるので、パートナーにとっては「そんなに色々言うなら自分でやって!」と思うかもしれません。家事で喧嘩になってしまうと「もう家事はやらない。手出しはしない。」なんてことにもなりかねませんよね。

オススメの対策方法は、パートナーがいる時に覚えてもらいたい家事を自分自身で行うこと。まさに実演です!百聞は一見に如かず!
でも「これはこうやってやるの!」と実演しても、「ふーん。」と興味を持ってもらえないでしょうから、「この前可愛いって言ってくれたこのワンピース、ハンガーにかけておかないとシワになっちゃうからこのままクローゼットに入れてるんだ!これならアイロンしなくても良いよね?」など、普通の会話の中に印象づけつつ、パートナーの意見を聞くことで、記憶に残りやすくなります。

また、タオルの畳み方などを覚えてもらいたい場合は「最近、タオルをこうやって畳んでこうやってしまってるんだけど、こっちの方が綺麗じゃない?どう?」とパートナーの意見を求めてみるのも効果的。
きっと、それまでタオルの畳み方を気にしたことがなかったパートナーであっても、「あぁ、確かに。そっちの方が綺麗だな。」と同意を得られれば、実際に自分でやる時も同じ畳み方をする確率が高いのです。

欠かしちゃいけないのは褒めること!

ここまで、「家事の上手なお願いの仕方と対策方法」についてお話してきましたが、今回ご紹介したことにプラスしてやっぱり絶対に欠かしちゃいけないのは褒めることです。
褒められて嫌な気持ちになる人はいませんし、男性は基本的に褒められて伸びるタイプ。

もし、あなたの想像よりもイマイチな成果だったとしても、「やってくれたこと」に感謝をして何かしら褒めるところを見つけましょう。家事だけに限らず、良いところを見つけられる女性ってとっても素敵!普段から何事に対しても、良いところを見つける習慣がついている素敵女子ならば朝飯前のはずです。

そうしてあなたが日頃から些細なことにも感謝をして、褒めていると、自然とパートナーもそうなります。「やってくれて当たり前のことはない」ことをお互いに忘れなければ、自然と協力し合う関係性に♡

関田 知子

幼い頃から出版社に勤める父の影響で文章を書くこと、編集することに興味を持つ。スワロフスキー専門デコリスト、プライベートブランドのMD、Webメディアディレク...

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